品質管理｜フタキ鉄工

“環境への配慮”と“社会貢献・地域貢献”。これが私たちフタキ鉄工が、新たなる挑戦に向けて選んだキーワード。
新しいフィールドに歩み出すとき、私たちモノづくり企業ができることとはいったい何なのだろう−。
フタキ鉄工は、今もその答えを探し続けています。

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垂直抗力型風力発電機「F.W.P.S.(Futaki Wind Power Station)」…環境配慮製品の開発

　フタキ鉄工では、霊峰白山を仰ぎ、手取川の豊富な水、日本海の青、緑豊かな松林に囲まれた自然環境の下でお仕事をさせていただくにあたって、この豊かな地球環境の保全が全人類の最重要課題の一つであることを認識し、全社員が思いやりをもって環境に配慮した生産活動を推進しています。

　化石燃料や原子力に頼らないクリーンエネルギーの開発は、資源の乏しいわが国にとっての大きな課題の一つ。私たちフタキ鉄工は、最先端の産業機械の部品製造で培ってきた高度な技術と創造性を活かしながら、何か環境に良いものそして地域に貢献できるものを考え、自社設計による商品の開発という分野に第一歩を歩みました。

　その環境に対する最初の挑戦が、自家発電型広告塔として、夜間の目印や非常用電源など環境と地域に関わることを目的として開発をした、垂直抗力型風力発電機「F.W.P.S. (Futaki Wind Power Station)」です。

　F.W.P.S.は、自家発電型広告塔、夜間の目印や非常用電源としてご利用いただける、風力発電に太陽光発電を備えたハイブリット型発電機。
　風力発電は風が吹かないとき、太陽光発電は曇りや雨・夜間は発電できません。F.W.P.S.はそうした互いの負得性を補い合う効率の良いハイブリットシステムです。あらゆる方角からの風をも捉える羽根の設計は、弱い風にもよく回り安定出力を確保。省スペース設計で設置場所を選ばない風車となっています。

　本製品は2011年いしかわエコデザイン賞の自然エネルギー賞をいただきました。

　こちらでもご紹介しています
【フタキの実力 -事例紹介- > Case5：“360°微風をとらえろ”…ハイブリッド風力発電「F.W.P.S.」】

カラス対策によるゴミポスト…社会貢献・地域貢献

　地元のゴミ収集時に問題となっていたカラス被害。
フタキ鉄工では、地元貢献の一環としてカラス被害の撲滅を目指したゴミポストを2006年に開発。とある地域の町内会すべてのゴミ集積場所にテスト導入した結果、カラス除けとして十分な効果を発揮し、地域の方々から高い評価を受けることができました。

　カラス除け効果だけでなく、利用時はテントを広げ収納時には折り畳みできるという、歩道スペースや道路事情など地域の課題を反映した設計思想にも高評価を得て口コミで広がり、今では延べ500台を超える台数を出荷させていただいています。

　日頃お世話になっている地元地域に貢献していくために、自分たちができることは一体何なのだろう…。これに対する一つの答がこのゴミポストでした。
　フタキ鉄工では、地域が直面している課題を抽出することから始め、トップ自らが中心となり、製造部門だけでなく行政・ゴミ清掃会社・協力企業・工業デザイナー等々を巻き込んで開発していきました。

　こちらの製品は2007年石川ブランド優秀新製品として認証を受けました。